説明
VAUCLUSE ROUGE SUZANNE
ヴォークリューズ ルージュ スザンヌ
ローヌ川支流のウヴェーゼ川流域に位置する河川の沖積土からなる砂泥土質土壌の畑に植えられた葡萄を使用。葡萄の樹齢は約45年。
樹間を約1m、1株当たり房数を4~7房に制限することで空気の循環を良好にし、病害から守るとともに収量を抑制して質の高い葡萄を作っています。除草剤も現在は使用していません。2014年ヴィンテージからビオロジックの認可(Agriculture Biologique)が下りています。
収穫は全て手摘みで葡萄が十分に熟してから行なわれます。収穫量が少ない時は、クオリティを上げる為ではなく、クオリティを保つ為に葡萄の選別を厳しく行います。
醸造は品種ごと行なう伝統的な手法でコンクリートタンクで行われます。
『清潔だがワインがくつろげないステンレスタンクより、僅かながら外気に触れることでワインが穏やかになるコンクリートタンクを使う』という、ワインに対する優しさはパトリック氏の人柄そのもので、灼熱の太陽とミストラルが吹く大地でできたワインとは思えないほど、エレガントで深みがあります。
バランス良くフルーティで飲みやすいワインです。キュヴェ名の「Suzanne(スザンヌ)」は前当主ジョスラン氏の母親の名前から付けられています。
お飲む時のお薦めグラス
グラス底部が切れ上がった樽型のボルドーグラス。
2015について
春先は遅熟傾向で荒れた天候が続いたが、6月中旬から一気に回復して暑く乾燥した夏を迎えた。葡萄もどんどん成熟していき、収穫は2014年よりも早い9月2日に始まった。水不足によるストレスで生産量は多くないが、溢れ出るような果実味とエレガントさを兼ね備えたヴィンテージになっている。
2016について
フランス各地で霜の被害が出たが、ヴァケラスではミストラル(乾いた北風)が吹いたお陰で被害を免れる事が出来た。暑かった2015年よりさらに気温が高く葡萄もかなり良く成熟し、選別も必要ないほど健康だったので素晴らしいヴィンテージになる展望がある。2015年よりパワフルでタニックな飲み応えのある味わいになっている。
レビュー
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