MEO CAMUZET FRERE & SOEURS メオ カミュゼ フレール エ スール

地所:ブルゴーニュ地方 コート ド ニュイ地区 ヴォーヌ ロマネ村

このドメーヌは、今世紀初めにコート ドールの国民議会議員であったエチエンヌ カミュゼ氏によって設立され、その後に彼の娘が畑を継ぎましたが、彼女に子供がいなかった為に最も近い親戚であったジャン メオ氏(現当主ジャン ニコラ メオ氏の父親)が畑を相続しました。最初は小作人に仕事を任せ、収量の半分を小作料として受け取って樽でワインを販売していましたが、1985年からドメーヌ元詰で販売を始めました。その後、パリで経済学などを学んでいたジャン ニコラ メオ氏が故郷のヴォーヌ ロマネに里帰りした際、ドメーヌの所有する素晴らしい葡萄畑に感銘を受け、ワイン造りを継ぐことを決意しました。その後、アンリ ジャイエ氏の指導を受けながら1989年にドメーヌを引き継いで当主となりました。

当主:ジャン ニコラ メオ

 畑の仕事は、以前から小作人として働いていたクリスチャン フロワ氏がそのままドメーヌに残り、これまでの経験を活かしたアドバイスをしながら一緒に仕事をして、今では多くの若手スタッフが育ってドメーヌを支えています。除草剤などを一切使わない減農薬農法を取り入れ、剪定や除葉などを行って畑の中の空気循環の状態を良くして乾燥させることにより腐敗を防止し、健康で良質な葡萄を作ることを心掛けています。その精神はドメーヌ物、ネゴシアン物も変わりません。

収穫は全て手摘みで、選別は畑と醸造所で行います。ベルトコンベア式の選果台で10人以上の選別スタッフによって厳しく選別され、腐敗したものはもちろん、未熟果などもすべて取り除きます。ヴィンテージにもよりますが葡萄はほぼ100%除梗し、コンクリートタンクの醗酵槽に入れて低温浸漬させ、その後に自然酵母でアルコール醗酵をさせます。特級と1級は基本的に100%新樽、その他は約50%の新樽比率で18ヵ月間熟成させ、ノンフィルターで瓶詰されます。ピジャージュ(櫂入れ)とルモンタージュ(液循環)を同時に行える機械などの最新技術も取り入れ、よりクオリティの高いワインを造れるように心掛けています。

収穫後の選別風景

上記はドメーヌ メオ カミュゼの説明です。
メオ カミュゼ フレール エ スールは基本的には畑作業、醸造全てをドメーヌが行い、ヴィラージュのワインはお互いを理解しあえる生産者を選び、夏季剪定から醸造までをドメーヌのスタッフが行います。近年加わったいくつかの新しいアペラシオンについては良質の葡萄を作るいくつかの生産者と業務提携を結び、葡萄を購入してドメーヌで醸造し、最後に1つのキュヴェにまとめるので、アサンブラージュの腕が光っています。

当主からのヴィンテージコメント
2016
4月に起きた前代未聞の霜害は、過去を振り返ってみても同程度の被害があったのは1945年まで遡らなければならないほど深刻な状況だった。さらに5月になると雨の日が多く、湿度が上がってベト病が発生し始めて、生産者はどうすれば良いか途方に暮れた。7月に入ると雨はほとんど止んで夏場は良く晴れてくれたので一時は我々に安息が訪れた。しかし、今度はまったく雨が降らずに乾燥して気温もぐんぐん上昇し始めたので、葡萄の日焼け対策や水分不足の心配が出てきてしまった。幸いにも徐々に天候は穏やかになっていったので、最終的に理想的な天候で収穫することが出来た。葡萄は霜や病害を感じさせないほど健康的で成熟も素晴らしかった。ただ、2016年は場所によって収穫状況が対照的で、ヴォーヌ ロマネは幸い霜害を大幅に免れることができたので収穫量は問題ないが、その他の畑、例えばクロ ド ヴジョは例年の75%の収穫量しかないし、マルサネやフィクサンもかなり少ない。シャンボール ミュジニー 1級(レ クラとフスロット)は例年の1/3の収穫量しかないので混ぜて瓶詰めしている。コルトンでは「ラ ヴィーニュ オー サン」が大きな被害を受けたが、「ペリエール」と「クロ ロニエ」は霜害があった畑よりも上部に位置していたので無事だった。結論としては、ドメーヌ物よりも「フレール エ スール」の畑が特に被害を受けており、前年よりも輸出できる本数がかなり減少してしまった。
2015

春から暑かった早熟なヴィンテージ。6~7月は猛暑のように暑かったが8月になると適度に雨が降り畑に潤いがもたらされたので特に大きな問題にはならなかった。雨の影響で成熟がストップする恐れもあったが水分が得られたことで葡萄の実は大きくなり、さらに8月末に暑さが戻ったおかげで成熟も早まったので9月3日から本格的な収穫を開始した。私たちのドメーヌでは収穫を2段階に分けて行い、ピノ ノワールの成熟スピードが最も早い区画については9月3~5日、残りは葡萄の成熟を待って9月8~11日に収穫。シャルドネは早熟な区画は8月31日から収穫して残りは9月6~7日に終えた。収穫した葡萄は自然糖度も高く素晴らしい状態で醸造もスムーズに進んだ。葡萄の状態は素晴らしかったが、乾燥しすぎで収穫量は多くない。果実味豊かでリッチ、丸みがありとてもグルメな味わいだがフレッシュさも失っていない。力強さとフレッシュさのハーモニーが取れているので、口当たり良く若いうちから飲めるヴィンテージになっている。2015年というヴィンテージは2005年と2009年を合わせたイメージで凝縮感は同じレベルかやや強いくらいあり、滑らかな舌触りのフレッシュな果実味を感じ、その後にバニラやチョコレート、甘草のような甘く香しいアロマが広がる。どちらかと言えば2005年にやや近い印象で2005年に近いということは将来の展望は明るく長期熟成が期待でき、2009年のような早くから飲めるような魅力もあるが本当の飲み頃にはまだ時間が掛かる。
2014
一言で言えば季節ごとのコントラストがあったおかげでバランス良く飲みやすいヴィン テージ。芽吹きは例年よりも早かったが開花は少し延びて平年並みの6月初旬だった。夏も湿度が 高くうっとおしい天気が続いたので収穫はいつもより少し早い9月13日から始まった。とても乾燥した 春のあと、夏の降雨水量が多く湿度が高かった影響でヴィネガー臭を発生させるハエが発生してし まったが、8月25日から好天が収穫まで続いたのでハエの被害はそれほど大きくはならなかった。先ほども述べたが2014年はバランスの年。収穫時の天気は良かったが季節ごとの変化が激しく畑 がストレスを受けていたのでアルコール度数はそれほど高くない。ワインは順調な熟成を見せており 包み込むようなテクスチャーと甘いアロマ、きれいな酸味がフレッシュさと共にワインのアフターに抑 揚を付けている。抜栓したては空気に触れさせた方が良いが酸度も近年では1番控えめで軽やかで とても飲みやすい。ワインのグレードが上がるにつれてストラクチャーの有無が重要になってくるが、 攻撃的ではないガッチリとしたニュアンスも感じられる。白は楽しんで飲めるようなフレッシュさと素晴 らしいバランスがあり、アフターの長さが2013年よりも良いポテンシャルを持っていることを語ってい る。凝縮感や集中は2010年や2012年ほどではないが2010年よりも柔らかく、2012年よりもフレッシュ さがあり、素晴らしいヴィンテージになる可能性を秘めている。
2011
葡萄の糖度が高くなく、とても繊細で成熟は素晴らしい状態。粒が小さく集中、凝縮型なので収穫量はそこまで多くはならない。2009年とは違ってアルコール度数が低く、酸味も柔らかで思ったより飲み やすくて良いヴィンテージになっており、2010年よりも開きが早く、ミネラルと果実味がたっぷりでとても魅力的な味わいになっている。ドメーヌ物の1級クラス以上はもう少し時間を置けばさらに飲みやすくなる。ネゴシアン物は今からでも十分楽しめるほど開いているので、即戦力になるだろう。
2010

ブルゴーニュ地方は非常に寒い冬が長く続き、春の訪れが遅く、各地で花ぶるいが起きて正常に受粉しない葡萄が多く見られました。その結果、結実しない葡萄の粒や異常に小さい粒が多くなり、 区画によっては2009年と比べて30%以上の収穫減となった所もあったほどです。しかし、葡萄の質は悪く なく、雹の被害も病気もほとんど発生していないようで健康状態の良い葡萄が収穫できました。2010年はバランスが整っていてフレッシュな味わいが特 徴。葡萄の果皮が厚く、粒が小さかったので輪郭のハッキリとした、緻密で均整のとれたワインになってい る。2009年と比べれば凝縮感や肉付きは欠けているが、ピノ ノワールのキャラクターは2010年のほうが良 く表現されているので、ブルゴーニュワイン好きにとってはたまらないヴィンテージになっていると思う。経験上、こういったワインは瓶詰後の熟成が早い傾向で2006年に近いニュアンスがある。
2009
太陽に恵まれた年。6月に少々雨が降った程度で好天が続いた。9月12日から収穫。柔らかい味わいと凝縮感、色気たっぷりで若いうちから飲むことも出来るし、もちろん熟成させて楽しむことも出来る。1999年や 2005年と比べると凝縮のレベルは同じくらいだが、2009年は酸味が穏やか。

 

MARSANNAY
マルサネ

品種:ピノ ノワール100%

Couchey(クーシェイ)村に位置する「La Varangée (ラ ヴァランジェ)」とマルサネ村に位置する「Les Récilles(レ レシユ)」の区画の葡萄が使われています。葡萄の樹齢は20年代と比較的若く、瓶詰直後は冷たく固い印象がありますが、少し時間が経つとカシスのような黒い果実のアロマや野イチゴのようなスパイシーなアロマが広がり、肉厚でしっかりとした骨格のある味わいが楽しめます。

FIXIN 1ER CRU CLOS DU CHAPITRE
フィクサン プルミエ クリュ クロ デュ シャピトル

品種:ピノ ノワール100%

フィクサンの村の中心に近い所に畑があり、傾斜が急で畑作業が難しい区画です。葡萄の樹齢は平均50年以上で成熟はゆっくり進むので収穫は遅めに行われます。色調が深く、ブラックベリーやブルーベリーのような黒い果実のアロマ、繊細でストレートな味わい。余韻のきれいなミネラルとタンニンがとても長く感じられるワインです。

FIXIN
フィクサン

品種:ピノ ノワール100%

畑の区画は丘の麓にある「Le Clos (ル クロ)」と「Les Herbues (レ ゼルブ)」の2つで樹齢は25~50年です。 フランボワーズのような赤い果実のアロマ、マルサネよりも甘旨味が豊かで柔らかい口当たりの上品な味わい。タニックではありますが攻撃的ではないので少し時間を置けばとても飲みやすくなります。

GEVREY-CHAMBERTIN
ジュヴレ シャンベルタン

品種:ピノ ノワール100%

畑は村の北寄りの「En Champs (アン シャン)」と「Jeunes Rois (ジュヌ ロワ)」の区画に位置し、葡萄の樹齢は約40年です。スパイシーで深みのある香り、ミネラル豊かでパワフル&タニックなジュヴレ シャンベルタンらしい味わい。筋肉質で男性的な固さが若いうちは見られるので他のヴィラージュ物よりも少し熟成に時間を要します。

MOREY-SAINT-DENIS
モレ サン ドニ

品種:ピノ ノワール100%

畑は「En Chenevery (アン シュヌヴェリ)」と「Au Clos Solon (オー クロ ソロン)」の2区画にあり、1級畑と隣接している小石のたくさん散らばる肥沃な土壌です。葡萄は大粒になる傾向があるので摘房は慎重に行う必要がありますが、その結果、収穫時には素晴らしい成熟具合の葡萄が収穫できます。赤い果実のアロマと樫樽由来の甘い香りが豊か、1本線が通った直線的な味わいで甘旨味とスパイシーな酸味、メオ カミュゼのワインの中では比較的早いうちから楽しめます。

CHAMBOLLE-MUSIGNY 1ER CRU LES CRAS
シャンボール ミュジニー プルミエ クリュ レ クラ

品種:ピノ ノワール100%

シャンボール村の北、冷涼な気候の渓谷の入り口に位置し、南向きの深い粘土質土壌の畑でテロワールには太陽の恵みが素晴らしく表現されます。まだ若木が多く早熟な畑ですが、手入れと摘房を念入りに行うことで粒が小さく凝縮した葡萄を収穫しています。イチゴなどの赤い果実の甘い香り、口当たりはチャーミングで肉付きが良いしっかりとした果実味がありながらも繊細な酸味と余韻の直線的な味わいがバランスを取っています。

CHAMBOLLE-MUSIGNY 1ER CRU LES FEUSSELOTTES
シャンボール ミュジニー プルミエ クリュ レ フスロット

品種:ピノ ノワール100%

小さな穴という意味の区画名の通り、シャンボールにある2つの丘の間の窪地に畑はあります。土壌はやや深い粘土石灰質で葡萄の木はまだ若く早熟ですが、フレッシュなフランボワーズなどの赤い果実のアロマ、繊細な酸味と豊かなミネラル、余韻の心地良いスパイシーな旨味。ビロードのような柔らかい舌触りがとてもシャンボールミュジニーらしさを表現しています。

CHAMBOLLE-MUSIGNY
シャンボール ミュジニー

品種:ピノ ノワール100%

地中深くまで土があって水はけの良い「Les Athets (レ ザテ)」と丘の麓にある「Les Drazey (レ ドラゼ)」の2区画の葡萄を使っています。葡萄は小粒で凝縮しており、糖度と酸度のバランスが素晴らしい葡萄が収穫できます。赤や黒の果実がたくさん入ったカゴを連想させるような様々なフルーツのアロマ、繊細な酸味と豊かな渋味、シャンボール ミュジニーとしては力強く直線的な味わいで少し熟成を要します。

NUITS-SAINT-GEORGES 1ER CRU AUX ARGILLAS
ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ オー ザルジア

品種:ピノ ノワール100%

ニュイ サン ジョルジュの町の北、ヴォーヌ ロマネ側にある渓谷の入り口のとても肥沃な場所に畑はあり、このアペラシオンでは比較的土壌は深く、葡萄の樹齢は約40年になります。渓谷から吹き下りる冷たい風の影響で成熟はかなり遅めです。ブラックベリーやカシスの黒い果実のアロマ、滑らかな口当たりと肉厚な果実味。フルーティでチャーミングな味わいですがニュイ サン ジョルジュらしいスパイシーでしっかりとした渋味も感じられます。

NUITS-SAINT-GEORGES 1ER CRU LES PERRIÈRES
ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ レ ペリエール

品種:ピノ ノワール100%

ニュイ サン ジョルジュの町の南側、石切り場のすぐ下にある区画で、そこそこ深めの粘土質土壌には樹齢50年以上の葡萄が植えられています。砂糖漬けの赤い果実の甘いアロマと焦したトースト香、豊かなミネラル旨味と直線的な凝縮した味わい。ヴォーヌ ロマネ側の上記「Aux Argillas(オー ザルジラ)」と違い、繊細な酸味や果実味を感じつつもタンニンの力強さが見受けられるニュイ サン ジョルジュの南側特有の男性的なワインです。

POMMARD
ポマール

品種:ピノ ノワール100%

「Les Tavannes(レ タヴァン)」という1級区画に近い区画を中心に計4区画の葡萄を購入。樹齢70年にもなる古木が多く、粒の小さい凝縮した葡萄をドメーヌ物のワインと同様の製法で醸造しています。赤い果実の香りと甘草のような少し甘い香りも感じられ、濃厚な果実味と力強くぎっしり詰まったような旨味とタンニンが感じられてポマールらしい味わいが良く表現されています。

BOURGOGNE ROUGE
ブルゴーニュ ルージュ

品種:ピノ ノワール100%

特級区画クロ ド ヴジョの国道74号線を挟んで東側に位置するドメーヌが昔から所有する区画の葡萄を中心に選りすぐった葡萄栽培者の葡萄が使われています。ニュイ サン ジョルジュ、ヴォーヌ ロマネ、シャンボール ミュジニー、ジュヴレ シャンベルタン、マルサネなど様々な個性を持つアペラシオンの葡萄が絶妙なアサンブラージュによって1つのワインに仕上げられています。スパイシーな赤い果実のアロマ、繊細で軽やかな酸味と果実味、引き締まりのある直線的な味わいです。少し時間を置けば厚みと余韻の長さが出てきます。

CORTON-CHARLEMAGNE GRAND CRU
コルトン シャルルマーニュ グラン クリュ

品種:シャルドネ100%

コート ド ボーヌの生産者と「ヴォーヌ ロマネ1級 レ ショーム」の葡萄ジュースを交換して2011年ヴィンテージから実験的に造り始めました。交換したジュースからワインを造るのは難しかった経験から、2012年ヴィンテージからはドメーヌが畑作業から携わってより良い葡萄を作るように変えました。畑の区画はペルナン ヴェルジュレスに近く、ドメーヌ ジョルジュ ルミエの所有する区画に程近い場所にあります。少し酸味のある洋梨のようなアロマ、湿った石のようなミネラル感、凝縮してコンパクトにまとまった直線的な味わい。余韻も力強く長いので素晴らしいポテンシャルを持ったワインです。

MEURSAULT
ムルソー

品種:シャルドネ100%

畑は1級区画「Santenots(サントノ)」に隣接する「La Vigne Blanche(ラ ヴィーニュ ブランシュ)」と「En Marcausse(アン マルコス)」の2区画。南東向きの日当たりの良い斜面で粘土の深い土壌に樹齢約45年の葡萄が植えられており、この区画の葡萄を購入して醸造しています。熟した洋梨や杏子の香り、たっぷりとした豊かな口当たりとオイリーな旨味。アフターに繊細な酸味が実にムルソーらしい味わいですが、バランスが整うまで少し熟成に時間を要します。

SAINT-AUBIN
サントーバン

品種:シャルドネ100%

2015年から新しく加わったアイテムで、1級区画「Bas de Vermarain à l`Est(バ ド ヴェルマラン ア レスト)」の葡萄をドメーヌで収穫、醸造。買い葡萄ではなく、「コルトン シャルルマーニュ」と同じようにドメーヌの葡萄と交換し、1級区画の葡萄だがヴィラージュ物として瓶詰しています。

SAINT-ROMAIN
サン ロマン

品種:シャルドネ100%

南向きの「Sous le Château(スー ル シャトー)」と西向きの「Sous Roche(スー ロッシュ)」の2区画の葡萄。葡萄の平均樹齢は30年で石が少し散らばる粘土質土壌の葡萄の成熟が早い畑の葡萄から搾られたジュースを購入して醸造しています。フレッシュな杏子やプラムを連想させるような香り、爽やかな優しい口当たりでとても愛想が良く飲みやすい味わい。余韻の直線的なミネラルが熟成もできる可能性を感じさせます。

BOURGOGNE BLANC
ブルゴーニュ ブラン

品種:シャルドネ100%

ポマールにある「Aux Seurets (オー スーレ)」という区画にある畑の葡萄が使われていて樹齢は約20年になります。土壌は少し泥灰土混じりの粘土石灰質で比較的深く、シャルドネに適した区画です。葡萄の成熟がかなり早い区画で凝縮した葡萄から出来るワインは、熟した桃のようなアロマ、フレッシュで丸みのある口当たりとハツラツとした酸味。とてもバランスが良く飲みやすい味わいです。